医療連携はケアマネのカギ

医療と介護の連携がスムーズにいくかどうかで、利用者の生活の質が大きく変わります。
 しかし現場では、「医師に何をどう伝えたらいいのか分からない」「話しかけづらい雰囲気がある」と感じているケアマネジャーも多いのが現実です。

現場のアンケートでも、
「医師が介護の現場を理解していない」
「退院時の情報共有が不十分」
「連絡のタイミングがつかめない」
といった声が多く寄せられています。

こうした課題を乗り越えるには、ケアマネジャー自身が“伝える力”を磨くことが必要です。
 この記事では、報告・相談の際に実践できる具体的な工夫をご紹介します。

ポイントは“簡潔・具体的・優先順”

医師は日々多くの患者を診察しており、介護の話に多くの時間を割けるわけではありません。
 そのため、報告や相談は簡潔で具体的、そして優先順位を意識して伝える必要があります。

実例:発熱時の報告

「調子が悪そうです」

👍「今朝7時に37.9℃、昼に38.4℃。
食事量は通常の5割程度、水分は摂取可。
訪看師から倦怠感強めとの連絡あり」

このように、数字や客観的な表現を取り入れることで、医師も迅速に判断しやすくなります。
 曖昧な表現では、かえって再確認が必要となり、双方の手間が増えてしまいます。

伝えるべき内容を絞る

「何を話せばよいのか分からず、つい全部話してしまう…」という方も多いですが、医師が必要とする情報は限られています。
 情報過多にならないよう、「今、医師に判断してもらいたいこと」を明確にして伝えるのがポイントです。

伝えるべき基本項目

  • 利用者の急変・数値変化(バイタルや意識レベルの変化)
  • 医療的処置の必要性(点滴、抗生剤、入院の判断など)
  • 医師の指示を仰ぎたい場面(薬の変更、診察依頼など)
  • 本人や家族の意思確認内容(ACPの希望など)

日常的な情報共有と、緊急性のある報告は区別しておきましょう。

事前準備で連携をスムーズに

報告・相談の場では、いきなり話し始めるのではなく、あらかじめポイントを整理しておくことが肝心です。
 カンファレンス前や電話前には、以下のような準備をおすすめします。

準備のコツ

  • メモや要点整理(話す順番、必要な書類の確認)
  • 相手のスケジュールを事前に確認(忙しい時間帯を避ける)
  • 可能なら事前に情報をメール送信し、話し合いを効率化

また、病院やクリニックでは、主治医と直接やり取りが難しい場合も多く、MSW(医療ソーシャルワーカー)や看護師が連携の窓口になることが一般的です。
 誰に伝えればよいかを把握しておくことで、時間のロスやすれ違いを防げます。

メールやICTも活用を

直接の電話や訪問が難しいケースもあります。
 そんなときは、メールやビジネスチャットなどのICTツールを活用するのも効果的です。

活用例

  • 定期的な経過報告をメールで送信(診察時の参考に)
  • カンファレンス資料をPDFで送付し、会議前に目を通してもらう
  • LINE WORKSやChatworkなどを活用して非対面での連携

文書でのやり取りは記録にも残るため、双方の認識のズレを防ぐ効果もあります。

ケアマネとして意識したいこと

医療連携を円滑にするには、ケアマネ側の「伝え方」だけでなく、「伝える姿勢」も重要です。

ケアマネが心がけたいポイント

  • 医療用語や制度について最低限の理解を持つ
  • 相手の立場を考えた伝え方をする
  • 一方的にならず、確認・相談の姿勢を持つ

また、普段から医師やMSWと良好な関係を築いておくことが、いざという時の迅速な対応に直結します。
 日常のやり取りの中でも、丁寧さや敬意を忘れずに接することが、信頼関係をつくる第一歩です。

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