こんにちは、まるっとけあグループの平田です。
今回は「モニタリング」について、現場の視点からお話しします。

介護の現場で「モニタリング」とは、ケアマネージャー(以下ケアマネ)が定期的に利用者様の自宅を訪問し、介護サービスの状況や体調、生活の様子などを確認することを指します。

要介護認定を受けた方は月に1回以上、要支援の方は3か月に1回以上が基本となっており、状況に応じて訪問頻度が変わることもあります。

なぜモニタリングが重要なのか?

ケアマネが立てたケアプランが実際に利用者様の生活に合っているかどうかを確認するために、モニタリングはとても重要です。
訪問では次のようなポイントを確認します:

  • 体調や気持ちの変化
  • 介護サービスの利用状況と満足度
  • 困っていることや改善してほしい点
  • ご家族からの要望や気づき

たとえば「ヘルパーさんが週1回来てくれて助かっているけれど、もう少し回数を増やしてもらえたらうれしい」といった声があれば、サービスの見直しが検討されます。

モニタリングからサービス提供までの流れ

モニタリングの内容をもとに、次回のサービス計画を立てていきます。
具体的には、次のような流れです

  1. 利用者様・ご家族と面談し、ヒアリング

  2. 状況に応じてケアプランを調整

  3. 次月のサービス提供表を作成し説明

  4. ご家族や業者さんから同意印をもらう

  5. 関係事業所へ共有

この一連の流れがスムーズに回ることで、在宅生活が安定し、安心して暮らしていただけるようになります。

ご家族の関わりもとても大切

実際にモニタリングをしていると、ご本人だけでなく、ご家族の意見や観察も非常に参考になります。

「最近ちょっと食欲がないみたい」
「デイサービスに行くのが億劫そうだった」

こんな些細な一言も、サービス調整のヒントになります。

ただし、ご家族がお仕事などで同席が難しい場合もあるので、ケアマネはできる限り時間帯を調整して訪問したり、電話で情報を得たりと工夫しています。

まるっとけあの「モニタリング内容の記録と共有方法」

訪問内容は「モニタリングシート」に記録し、必要に応じてカスタマイズしています。
利用者様ごとに状況は違うので、柔軟に対応することが求められます。

そしてその情報は、次の方法で共有されています:

  • 情報共有システム(MCSや港北ネット)への入力
  • サービス事業者への口頭・電話連絡

急ぎの要件がある場合は、直接電話で連絡が来ることもあります。たとえば「訪問看護を週2回に増やしたい」といった利用者様の希望があれば、すぐに調整を始めます。


モニタリングは「ただ訪問して話を聞くだけ」ではありません。
利用者様の生活を守る大切な仕事であり、関係者みんなで支えるチームプレーです。

これからも、私たちはご本人とご家族の声にしっかり耳を傾けて、より良い在宅生活をサポートしていきます。


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